岐阜現代美術館について
岐阜現代美術館の建物は、1992年、鍋屋バイテック会社関工園内に作られ、1993年度「日経ニューオフィス推進賞<通商産業大臣賞>」を受賞しました。
円筒形ドームの美術館の前には、カスケードとプールが配されています。せせらぎの音を聞きながら、ゆるやかなスロープを上がるとエントランス。そして和紙を透した優しい光を背に、桃紅作品の数々が浮かび上がります。作品を展示する行灯形式の衝立は可動式で、自由自在に空間を作って、コンサートなどの各種イベントを行っています。昼は自然のやわらかい光が館内に差し、夕べはプールの水面にコンサートのシルエットが…。岐阜現代美術館は「絵画と光」、また「光と翳、そして音」が出逢う空間です。


岐阜現代美術館の開設に当たって
岐阜現代美術館は工場の中にあります。“ものづくり”を極める、そのひとつのかたちが芸術だとすれば、岐阜現代美術館は、私が理想とする“ものづくり”の空間、すなわち“工園(こうえん)”になくてはならないものといえます。
当館は、岐阜に縁の深い篠田桃紅画伯の作品を中心に展示することを目的としています。画伯は筆を自由自在にあやつり、墨による独自の世界を創っています。ひとすじの線に、時には激しさを、時には穏やかさを。また、画紙を分ける墨の面の重なり、それらは多くのことを私たちに語りかけてくれます。
当館が岐阜の文化発展の一助となることを念願しています。
岐阜現代美術財団
理事長 岡本太一
